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技術情報

3D CAD日記

はじめに

当社では、ユビタスク施工に関わる技術の革新、現場展開を目的とした体制を整備し、専門家の育成に取組んでいます。
このページは、ベナ君と呼ばれる担当者の目線、体験を通して当社技術の特徴や取組を紹介するものであり、ややもすると取りつきにくいイメージのある技術分野をわかりやすい言葉を使い表現することを意図しています。

ベナ君のプロフィール

キャリア採用、入社2年半を経てその本領発揮が期待される人材。
BIM(ビム:Building Information Modeling)に関する経験、ノウハウを生かし、3D 表現による施工現場の生産性向上をテーマに取組む。
現場経験がなく、図面上にある「実物」を現場に出て経験しながら、新しい道を切り拓いている。

今回の内容は、ベナ君が担当したプロジェクトで、彼の視点で気づいたこと、感じたことを日記調で紹介したものです。

  • NEW!
  • 2020年
  • 2019年
  • 2020年10月2日

    • 教育研修

      入社3年目技術社員を対象とした教育研修の一貫として、CAD講習の指導役を務めることとなりました。
      例年、若手の研修は本社に集まる集合形式としていましたが、今回はリモート形式となり、各支店間を繋いでの講義スタイルで進行しました。

    • 図面作成

      作図の課題は小規模事務所ビルの空調ダクト、衛生配管の設備図作成。 実務に活かせるよう、若手に焦点を当てた研修で、BIMの習熟度を自覚し、今後のレベルアップへのインセンティブ向上を期待しての講習です。入社後の夏期講習で2日間CAD研修を受講した技術社員がその後どれくらいレベルアップできたか、確認する機会でもあります。

    • CAD講習

      施工関連のT-XXとR-XXの2種類のBIMソフトを使い、ソフトの使い方は外部講師に依頼し、私のミッションは、教えることより、使いこなせるようにする「指南役」です。
      このCAD講習で一定のレベルに到達してもらうのはもちろん、研修成果を現場で如何なく発揮してもらわないと・・・・

    • 作図中

      3D図面を相手にしている日常業務とは勝手が違い、モニターに映っているのは、研修者の作図中の画面。さて、どう指南すれば、伝わるか・・・

    • 言葉の壁

      基本的に図面を見ながらのやり取りなので、電子白板やモニターに映った図面でも十分意志疎通が図れます。問題は普段使い慣れていない人とは、「言葉の壁」が露呈。
      名称、用語が何を意味するのか、その解説から始めないと先へ進みません。

    • 最終日

      教育研修の最終日に課題を提出して終了です。
      みなさん、習熟度に差はあるものの、実務で活かし先頭を走ってもらいたいものです。
      この「指南役」、教えることでまた別のスキルが身についたと実感しました。

  • 2020年2月5日

    • BIM制作

      今回のミッションは新築マンションの設備です。初めてのマンション用途、設計図からのBIM制作となります。
      建築躯体からの入力、作業量を見越してサブメンバー1名が加わり、2人での協働作業です。
      改修との違いは、全ては図面が頼り、実物との照合はできません。また、入力途中で、図面「食い違い」が発生することも。細かな点に悩むより、まずは全体像の把握から。

  • 2020年2月10日

    • 確認作業

      マンションは、縦方向は同じタイプ、少なくとも水回りはほぼ同じ平面となっているのが一般的です。そこで、入力は平面タイプ別に、縦方向(1階~屋上)で分割し、2人で併行して入力することにしました。

      分割、協働作業では合体した時のことを考え、入力方法の統一が重要となります。時々画面を見比べながらの確認作業。初めての場合はこういうことに時間が必要だと感じました。

  • 2020年2月16日

    • マンション施工図

      マンションの施工図では、縦方向の給排水管の「通り:上下階の一致」が ポイントとなります。縦方向に分割したので、この配管の通りはしっかりと3Dで確認ができます。
      同じタイプの場合は、1回の入力を しっかりチェックしておけば、後は繰り返しでかなりの省力化となります。
      タイプの違う場合、プランが変更となった場合など、3Dで入力すれば大きなミスは防げます。

  • 2020年2月18日

    • 排気ダクト

      住戸内の納まりで気を付けなければならないのが、排気ダクトです。外壁側の梁を貫通して排気口を設ける場合が多いので、決まった貫通位置へ3次元的なルートを想定しながら作図していきます。平面図に点線等で示された下がり天井や梁の位置。これを3Dに表現することで、ダクトとの納まり関係が明確になります。

  • 2020年2月20日

    • 現場写真

      3D図としては問題なさそうでも、実際このような納まりになっているか、実物を見ていないと自信がもてないものです。
      ここで役に立つのが、現場写真データベース。
      内装仕上げ前の配管、ダクト施工途中を記録した写真。わからないところは実際どうなっているか、疑問をもって見ると、なるほど、と即理解。
      実際の現場で写真を記録しておけば、3Dとの比較対照にもなると、担当者へ依頼のメモして…

  • 2020年2月26日

    • 現場写真

      一通りの作図入力作業が終了し、落ち着いたところで上司からの追加注文!
      「BIM活用のマンション版をまとめといてくれ…」
      初めての作図が幸い?自分の考えたプロセスをトレースするように、その過程やチェックポイントをパワーポイントに。

      次回はプレゼンも考えて入力しないと。

  • 2019年4月10日

    私のミッション Mission be possible!

    • 私のミッション Mission be possible!

      既存改修工事を強みとする当社では、老朽化した機器の交換工事において図面もない場合がよくあるとのこと。 取り合いや搬入計画の検討には、寸法のわかる図面が必要になりますが、そのために時間と手間をかけている余裕もなく・・・というのが実態です。
      そこで、私のミッションは・・・
      必要な図面がない現場で、通常実測から図面作成するやり方ではなく、3Dカメラで得られた位置情報をもとに BIM 図を作成する手法の具体化と確立。

      期限までにカメラ撮影から作図まで、工事の手配段取りと同じです。 まず、カメラの設置位置を決め、撮影の段取りを専門業者と打合せ、準備万端で現場に乗り込み、得られたデータから必要な位置、形状のデータを選別、BIM 図としていく、ザクっといえばそのような流れです。
      今日はまず、その工程表作成と準備に明け暮れました。

  • 2019年6月15日

    3Dカメラの撮影 気分は AD

    • 3Dカメラの撮影 気分は AD

      撮影の専門業者とともに入場、現場担当者と作業内容を確認し、いよいよカメラの設置。 レーザーを投射しての計測、ミリ単位の精度とはいえ、撮り漏れ、撮り忘れはないか、監督者としての重圧がひしひしと・・・

      撮影は 1日で終了。 後はこちらが必要とするデータが 3次元情報となって納品されるのを待つのみ。それからが勝負!
      現場担当者からは、使えるデータ、図面がもらえるのか半信半疑の雰囲気、アフター5 でコミュニケーションを深めるうちに、期待感に変わり、意欲も湧いてきました。

  • 2019年7月2日

    アートな写真?

    • アートな写真?

      3D カメラの情報から起こした点群データ(3次元の位置情報を持った点の集合)を見た上司の第一声は、「これ、アートな写真だね」 そう言われれば、点の集合といっても、元の形が判別できる写真のような表現に見えてきます。

      これから、部材、材料を区別し、通常見慣れたCGのような図面に編集処理していくわけです。
      3Dカメラは正直者、全ての物体が計測、表現されています。
      必要な対象物だけを選別していかないと、時間もコストも際限がありません。 その効率的なやり方を見つけるのも私のしごと、ですね。

  • 2019年7月10日

    真「実」はどこに?

    • 真「実」はどこに?

      点群データを3Dソフトに変換し、作画開始です。

      躯体、配管、ダクト・・・工事に必要な部位、部材ごとに 3次元データを仕分けして表現していきます。

    • 真「実」はどこに?

      まずは配管の BIM 図から。 配管だけのデータ、実は保温材が巻かれた形状となっています。3D カメラではレーザーのあたった場所を点として記録するので、配管やダクトは保温材の外側の形が 3次元データとなります。 BIM化したいのは配管の仕様とサイズ。 中なか「実」みの形状はどうやって? 仕様書や図面を見比べ照合していく地道な作業しかありません・・・。
      「Ai で自動的になんとかならないの・・・?」 将来はともかく、今はプロの目利きがなければのしごと。
      だからこそ、やりがいも!

  • 2019年7月12日

    VR 現場はカラフル・・・ VR:Virtual reality

    • VR 現場はカラフル・・・ VR:Virtual reality
      現状機器交換前

      検討のベースとなる BIM 図もでき、取り換え工事の新旧機器も入力しました。図面では納まったものの、実際の現場では?
      この図を見ながら、工事内容の確認や、施工法の打合せすることになります。

    • VR 現場はカラフル・・・ VR:Virtual reality
      新規機器への交換後

      ここでポイントとなるのが、色の付け方。センスと言ってしまえばそれまでですが、部位や部材を特定し、関係者がはっきりわかるようにする工夫のひとつです。
      実際の現場は、グレーやシルバーの「シック?」な空間。
      このようなカラフルな空間はまさに VR 現場ならではのもの。

  • 2019年7月20日

    「活路」を見出す

    • 「活路」を見出す

      実際の現場では、機器、資材を設置場所まで搬入する経路の確認が不可欠です。 また、搬入や設置に要する仮設資材の検討も必要です。 今までは図面を見ながら、現地で事前に狭い通路や入口の寸法を測るなどの作業が必要でしたが、VR 現場ではすべての検討が画面上で可能です。しかも、360 度で!

    • 「活路」を見出す

      施工担当者と打合せしながら、ぶつかりそうな箇所(干渉といいます)は、どれくらいのクリアランスがあるか、画面上に表示された寸法で確認します。

      運搬車両から、当該設置場所まで動画にして検討します。曲がり角や段差のある個所を問題なく通過できるかがチェックポイント。
      気が付かなかった天井や床の突起物、過去には、搬入途中で気が付き、取り外したり、削ったり・・・も。 大型機器、重量物ほど検討の成果は大! まさに「活路」を見出す、です。

  • 2019年7月25日

    Mission in complete!

    • Mission in complete!

      完成した BIM を必要な動画や CAD 図に編集して納品。
      今回の「任務」はこれにて完了、ただし、計画通り施工でき、お客様に満足いただける工事として引き渡すまでが仕事です。

      上司から、以前 BIM を使って搬入計画を検討した工事の実際の搬入映像を見せてもらいました

      四周を壁に囲まれたスペースに開いた入口からの搬入。 計測上では 60 数ミリのクリアランスがあり、躯体を削らなくても搬入可能との判断で臨みましたが・・・。 無事計画通りに搬入完了。
      限られたスペースで重量物を細かく動かすのは一苦労。 どの程度のクリアランスをみるか、何がチェックポイントか、現実をVR 現場上に反映していく、これがノウハウと実感しました。

      明日からは、一足早めの夏休み。リフレッシュして、また新たな紹介内容の構想でも練ることに。 ご期待ください。