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駅舎
地下内の駅舎では、軌道に沿って通路状に長く伸びた空間が多層化していることが特徴となります。複数路線の乗り入れる駅舎では、さらに複雑な空間構成となります。天井裏のスペースに余裕のない箇所もあり、エレベーターなど上下移動の動線も限られています。最近では、定期的な維持更新に加え、耐震補強、バリアフリー、安全柵設置など、旅客サービスの向上を図る改修工事が実施されています。
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施工上の留意点
ほとんどの工事は、営業路線への影響を最小限とすることが必須条件となります。限られた時間、制約条件下での施工はもとより、なによりも安全確保が最優先されます。駅舎周辺は交通量も多く、高層化により、工事車両動線、資材の搬入計画に十分な検討が必要となります。利用客の安全、円滑な移動確保のために、工事区域の区画、養生には特に細心の注意を払い、手順、施工要領の徹底を図ります。
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実績
- ターミナル駅(乗降客数 100 万人/日以上)の設備改修
- 地下鉄駅舎(乗降客数 20 万人/日以上)の設備改修
- 駅舎および上部複合施設の空調・換気設備改修
- 駅舎の熱源設備更新